Small Utility by Kuzan Oda
比較的珍しいナロータングの小型ユーティリティですが、単なる小さめのナイフで終わらないのが小田氏の真骨頂です。
シャープで正確なグラインドは小田氏ならではですが、このナイフもブレードバックがとても凝った削りになっています。
ヒルトからは日本刀で言う三つ棟（3面）でスタートし、ポイントに向けて庵棟スタイルの二面に変化していきます。
この削りは見ていてほれぼれします。
小さくとも見どころのあるナイフです。
このナイフもダマスカスファイターと同じく逆ロゴ（Alaska）になっています。
以前この逆ロゴについて小田氏にお尋ねしたところ、「逆ロゴの作品はどこかが変わっている。定番の作品でも何かしらどこかを変えてある」とおっしゃっていました。
いずれにしても興味深い作品です。